白山市白峰の「白山高山植物園」のオープンガーデンは14日、同園で始まる。園内では12日、ニッコウキスゲが七分咲きとなり、鮮やかな黄色の花弁がじゅうたんのように広がった。
同園では白山で見られる植物を中心に約50種の10万株が7600平方メートルで栽培されている。白山高山植物研究会が約20年にわたり、種から育てた花々の定植を続け、除草などの整備を行っている。
研究会によると、今年はミヤマカラマツとシコタンソウの株が増えている。現在はニッコウキスゲや濃いピンク色のハクサンフウロ、白い花穂をつけるイブキトラノオなども咲き始めている。今月下旬にかけて多数の種類の花が咲きそろうという。
オープンガーデンは7月15日までで、期間中は無休。入園には高山植物保全協力金300円が必要となる。