南砺市福光地域ゆかりの板画(はんが)家、棟方志功をかたどった「棟方ねぶた」の修繕が完了し、13日、同市の道の駅福光で開かれた「だまし川のほたるとかっぱ村祭り」に合わせてお披露目された。
棟方ねぶたは高さ1・5メートル、幅2・5メートル、奥行き90センチ。棟方生誕100周年の2003年に作られ、同駅のイベントなどで展示されていたが、近年は傷みが目立っていた。
祭りの実行委員会(北島清村長)の依頼を受け、夜高行燈(あんどん)の制作に長年携わってきた同市福野の布袋泰博さんが紙を五箇山和紙に張り替えるなどした。
この日は北島村長と市福光美術館の片岸昭二館長がねぶたを除幕した。6月末まで同駅ロビーに展示するほか、棟方関連の催しで活用する。