富山市八尾町松原のブルーベリー観光農園「ベリー・ベリー・ヤミー」が19日に今季の営業を始める。今冬の大雪で収穫量が例年の半分ほどになったが、その分、大粒の実がなっている。
ベリー・ベリー・ヤミーは富山平野を一望できる高台で2015年に開園。60アールに約50品種千本を栽培しているが、1月の大雪の影響で約半分の枝が折れてしまった。
残った枝を丹念に育てた結果、現在、わせ品種を中心に実が色づき始めている。量が少ない分、生育が良く、例年の直径20ミリから5ミリほど大きく育った品種もあるという。
今季の営業は19日から8月15日まで。新型コロナウイルス対策として併設するカフェの席数を減らし、ブルーベリーの摘み取り体験を予約制にした。落合良幸代表(49)は「何とかここまで来られた。多くの人に喜んでもらうのが楽しみ」と話している。