雪の中で熟成させた「壱醸 雪室貯蔵酒」=長岡市栃尾大町の越銘醸

雪の中で熟成させた「壱醸 雪室貯蔵酒」=長岡市栃尾大町の越銘醸

新潟県 長岡・寺泊・柏崎

雪の中で100日 熟成の日本酒「壱醸」 長岡・越銘醸

新潟日報(2021年6月15日)

 新潟県長岡市栃尾大町の酒造会社「越銘醸」は、雪の中で100日間貯蔵し、熟成させた純米吟醸酒「壱醸(いちじょう) 雪室貯蔵酒」を発売した。「今年は雪が十分にあり、ゆっくり熟成されておいしい酒になった」と自信を持って送り出した。

 一之貝地区の棚田米で仕込んだ原酒に栃尾の雪を生かそうと、2017年から純米吟醸酒を雪中で貯蔵し売り出している。昨年は少雪で貯蔵できなかったため、販売は2年ぶり。

 1月中旬に蔵の屋根の雪を下ろして敷地内に高さ4、5メートルの雪山をつくり、瓶詰めした酒を埋めた。4月下旬に掘り出した。

 杜氏(とうじ)の浅野宏文製造部長(42)は「香りはシャープに、味は辛口めに仕上げた。料理に合わせやすい」と話している。

 720ミリリットル入りで3300円。限定2千本。壱醸を取り扱う県内の酒販店約30店で販売している。

詳細情報

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越銘醸株式会社 https://koshimeijo.jp/
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