兼六園の瓢(ひさご)池付近で15日、フクロウの仲間アオバズク2羽が確認された。県金沢城・兼六園管理事務所は2017年から毎年、飛来を確認しており、5年連続となった。
14日からの兼六園再開を受け、池の周辺には望遠カメラで撮影する写真愛好者もいた。
毎年アオバズクを見に来ている渕上豊さん(71)=菊川2丁目=によると、アカマツの例年より高い枝にいるといい「来るのを今年も楽しみにしとった」と話した。
加賀市鴨池観察館によると、アオバズクは体長30センチ前後とフクロウに比べて小さく、黄色い目と腹部の太い斑が特徴である。繁殖期の夏季に東南アジアなどから日本へ飛来する。近年では全国的に目撃数が減ってきている。