地域の酒販店限定で取り扱う純米酒=小松市野田町の東酒造

地域の酒販店限定で取り扱う純米酒=小松市野田町の東酒造

石川県 加賀・白山・小松

酒造会社3社 連携で「酒屋応援酒」

北國新聞(2021年6月18日)

 小松、加賀、能美の酒造会社3社が連携し、地域の酒販店限定で取り扱う「酒屋応援酒」を企画した。県産の酒米「五百万石」で仕込んだ上質な純米酒をそれぞれ用意し、共通のシールを貼って18日から販売を始める。新型コロナで打撃を受ける酒販店に足を運んでもらい、需要を喚起する。

 飲食店の営業時間短縮や酒類提供自粛などで酒販店の売り上げが落ち込む状況を見かね、東酒造(小松市)の東祐輔社長(50)がスーパーなどでは買えない酒販店限定の酒を提案し、加賀市の橋本酒造、能美市の宮本酒造店が手を挙げた。

 東酒造は加熱処理していない「神泉 夏の無濾過(ろか)生原酒」、橋本酒造はアルコール分16度で飲み応えのある「十代目 純米原酒」、宮本酒造店はクエン酸を含む白麹(こうじ)で造った「夢醸 純米酒」を準備。いずれも精米歩合は60%で、たすきを模した「酒屋応援酒」と記したシールでPRする。

 東社長は「酒屋が大変だと知った。限定酒だけでなく他の地酒も手に取ってもらいたい」と語った。

 橋本酒造の橋本佳幸社長(57)は「旅館や居酒屋は光が消え、酒販店も客が来ないと聞く。活気が戻るように応援したい」と話し、宮本酒造店の後藤由梨代表(44)は「普段行かない酒屋にも寄ってほしい」と期待した。

 各社が取引する酒販店で7月18日まで販売する。1本720ミリリットル入りで神泉と夢醸は税込み1430円、十代目は同1650円となる。

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