福井県越前町の越前古窯博物館で越前焼の風鈴「陶ふうりん」を飾るイベントの開幕を前に６月１７日、報道陣向けに会場が公開された。昨年の２倍の２千個が並び、涼感を誘う澄んだ音色が古民家を利用した館内を包んでいる。イベントは１９日～８月２９日。

　夏の風物詩として福井県陶芸館が３年前から開催。縁側から眺めたり中庭を歩いたりして、多彩な音色をゆったりと楽しめる。

　風鈴は全て新作で、越前焼の１１窯元と県陶芸館スタッフが手作りした。形、色、音が一つ一つ異なり、だるまや金魚鉢、三角すいの形をしたものなど個性的な作品も並ぶ。

　涼しげな音色とともに期間限定の和スイーツや抹茶も楽しめる。風鈴は購入でき、１個１５００円から。県陶芸館の陶芸教室では、陶ふうりんの絵付け体験を行っている。