生産が最盛期を迎えた板キリコ=金沢市古府2丁目の大竹仏壇木地製造所

生産が最盛期を迎えた板キリコ=金沢市古府2丁目の大竹仏壇木地製造所

石川県 金沢市周辺 特産 その他

板キリコ出番間近 金沢市内で生産最盛期

北國新聞(2021年6月22日)

 7月の新盆を前に、板キリコの生産が最盛期を迎えている。金沢市内の製造所で組み立てが急ピッチで行われ、夏の風物詩の準備が進んでいる。

 金沢市古府2丁目の大竹仏壇木地製造所では、例年並みの約23万個の出荷を予定する。21日も従業員が手際良く木材を組み立てて板キリコを仕上げ、次々と箱詰めした。

 板キリコは伝統的な箱キリコと比べ、持ち運びやすく、処分も簡便で近年需要を伸ばす。コロナ禍の昨年も販売数は横ばいを維持した。大竹英彦社長(52)は「先祖へのお参りに板キリコを使ってもらえると有り難い」と話した。

 今月中旬から市内や白山市、津幡町などのスーパー、花店で販売が始まっている。

えきねっと びゅう国内ツアー

金沢市周辺 ニュース