千秋楽の公演を終え、カーテンコールで笑顔を見せる中村勘九郎さん(中央右)ら出演者たち=22日午後3時半、まつもと市民芸術館

千秋楽の公演を終え、カーテンコールで笑顔を見せる中村勘九郎さん(中央右)ら出演者たち=22日午後3時半、まつもと市民芸術館

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新型コロナ下、感謝の千秋楽 まつもと大歌舞伎

信濃毎日新聞(2021年6月23日)

 「信州・まつもと大歌舞伎」は22日、松本市まつもと市民芸術館で千秋楽を迎え、閉幕した。新型コロナ下の開催となったが、6日間の計7公演で約8500人が観賞。この日、「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」を演じ終えた歌舞伎俳優中村勘九郎さんや中村七之助さん、尾上松也さんらがカーテンコールで舞台に立つと、観客から大きな拍手が送られた。

 22日は約1250人が来場。カーテンコールでは、観客の案内などを担った市民サポーターが客席から「コロナに負けずようこそ松本へ」と書かれた幕を掲げた。市民キャストとして祭りの踊り手を演じた市民キャスト十数人も舞台へ。勘九郎さんは市民サポーターらに「コロナ下でも安心安全に芝居を見てもらおうと一生懸命努力してくれた。本当にありがとうございました」と感謝し、観客と大阪風の手締めで締めくくった。

 大歌舞伎を初めて見た市内の会社員男性(52)は「どの役者も格好良かった。クライマックスの光を駆使した演出は見応えがあった」と満足そうに話した。

 大歌舞伎は2008年に初めて開き、7回目。松本市や市芸術文化振興財団、信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会が主催した。

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