野沢温泉村の野沢温泉スキー場は7月3日、高山植物や山野草が楽しめる「上ノ平ピクニックガーデン」を新しくオープンする。昨冬から新しくなった「長坂ゴンドラリフト」の夏季運行が同日始まるのに合わせて企画。ガーデン内の植物は、長野市の造園会社に勤めている樹木医の山本裕美さん(56)=山ノ内町=を中心に丹精して育ててきた。
ピクニックガーデンは、長坂ゴンドラリフト山頂付近の「やまびこ駅前」に開設。総面積約2・5ヘクタールの敷地内に、色とりどりの山野草が植えられている。浅間石で作った岩場に山野草を植えたエリアや、ベンチやテーブルなどでくつろげるテラスもある。
山本さんによると、植物の品種は300種類以上。エゾアジサイやマツムシソウがこれから見頃を迎えるという。山本さんは「冷涼な気候を好む山野草が咲いている様子を見ながら、自然の風景を楽しんでほしい」と話している。
ガーデンの営業は、リフトの運行と同じ10月31日まで。期間中、山本さんが山野草について解説する「ガイドツアー」や、山野草などを買える「マルシェ」もガーデン内で予定する。問い合わせは野沢温泉スキー場(電話0269・85・3166)へ。