福井県警航空隊員らが山岳遭難者をつり上げる手順などを確認した救助訓練=6月24日、福井県福井市土橋町の市防災ステーション

福井県警航空隊員らが山岳遭難者をつり上げる手順などを確認した救助訓練=6月24日、福井県福井市土橋町の市防災ステーション

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夏山シーズン控えヘリ救助訓練 福井県警が手順確認など

福井新聞(2021年6月25日)

 福井県警は6月24日、夏山シーズンを前に、福井市土橋町の市防災ステーションで県警ヘリ「くずりゅう」を使った救助訓練を行った。県警航空隊員、機動隊員ら7人が山岳遭難者をつり上げて搬送する手順を確認した。

 ▽遭難者は首などを痛めた軽傷▽滑落して意識がない重傷で担架ごとのつり上げが必要―の2種類の状況を想定して行った。

 軽傷者を想定した訓練ではヘリが約20メートルの距離まで近づき、救助者が地上に降下。けがの程度を確かめた後に遭難者にハーネスを取り付け、しっかり固定されているかを確認し、上空のヘリと連絡を取りながら慎重につり上げた。

 県警生活安全部の上田重男部長は「危険と隣り合わせのミッション。安全に配慮しつつ、救助者の命を救ってほしい」と訓示した。

 くずりゅうは、県の防災ヘリと連携した山岳遭難者の救助や大雪被害の情報収集、あおり運転の取り締まりなどに活用されている。

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