今年上半期の罪やけがれを落とす「夏越大祓(なごしのおおはらえ)式」が6月30日、福井県敦賀市の気比神宮で営まれた。市民ら100人がカヤで編まれた「茅の輪(ちのわ)」をくぐり、心身を清めた。
例年、大みそかに下半期の「年越大祓式」が営まれている。昨年末に続き、新型コロナウイルス感染予防のため、神事を屋外で行った。
参拝者が一列に並び、拝殿前の直径約2・5メートルの茅の輪を3回くぐっていた。毎年訪れているという女性は「健康で元気に過ごせるよう祈った」と笑顔を見せた。
また、新型コロナ収束を願い、52年ぶりに境内の角鹿神社に奉納されている獅子頭が拝殿に置かれた。
茅の輪は7月5日まで、獅子頭は31日まで設置する予定。