展示作品について語る彫刻家の飯沼英樹さん=2日、松本市の松本パルコ

展示作品について語る彫刻家の飯沼英樹さん=2日、松本市の松本パルコ

長野県 松本・上高地・美ヶ原 祭り・催し

現代アート、世界観いろいろ 松本「パルコde美術館」

信濃毎日新聞(2021年7月3日)

 松本市出身の前衛芸術家・草間弥生さんら県内ゆかりの現代作家の作品を松本市の松本パルコで展示する「パルコde美術館」が3日に開幕する。6階フロアを丸ごと使い、七つの展示室を用意。部屋ごとに違った世界観を味わえる。2日、関係者向けの内覧会があった。

 改修のために休館中の市美術館の所蔵作品などを商業施設で展示する初の試みで、松本市や松本商工会議所、信濃毎日新聞社などでつくる「松本まちなかアートプロジェクト2021実行委員会」の主催。来年2月28日まで。

 草間さんの作品「大いなる巨大な南瓜(かぼちゃ)」の展示室は床や壁まで水玉模様が広がる。松本市出身の彫刻家飯沼英樹さん(東京都)は木彫りの女性像約30点を出品。展示室の壁などはピンク色で「一点一点の作品だけでなく、空間全体が来場した人の思い出になれば」と期待している。

 開催期間を4期に分け一部を入れ替えながら、作家12人の作品を展示する。草間さんや飯沼さんの作品は通期で展示。8月29日までの第1期は、彫刻や絵画など計約120点が並ぶ。午前10時~午後6時で、入場料は一般500円、中学生以下無料。祝日以外の水曜日は休館。

今月のお得な国内ツアー びゅう

松本・上高地・美ヶ原 ニュース

松本・上高地・美ヶ原
イベント

松本・上高地・美ヶ原
スポット