上田市生田の信州国際音楽村で、ラベンダーの花が見頃を迎えている。梅雨の晴れ間となった3日、香りを楽しみながらのんびりと散策する人たちの姿があった。新型コロナウイルス感染防止のため、恒例の「ラベンダー祭り」は昨年に続き中止した。
香りが強い品種のグロッソなどが植えられている。照り付ける日差しの下、紫色の花が風に揺れていた。友人2人と長野市から訪れた酒井竣仁(しゅんじん)さん(20)は「開放的な場所で、きれい」と写真に収めていた。
音楽村によると、祭りの中止もあり、ラベンダーの全面的な植え替えを進めている。約5千平方メートルの畑のうち半分ほどで花を楽しめる。摘み取りや販売はない。この先1~2週間は見頃が続きそうだという。