金沢市の観光親善大使として全国でのPRに取り組む「2021ミス百万石」が5日、発表された。43代目には矩万紘(かねまひろ)さん(21)=金沢市=、赤池なるみさん(19)=同=、石野杏菜さん(22)=かほく市=が選ばれた。3人は2023年の百万石行列までの約2年間、全国各地の催しに参加し、金沢の魅力をアピールする。
金沢美大3年で彫刻を学ぶ矩さんは、百万石まつりが好きな祖母の笑顔を増やしたいと応募し、「金沢のアート文化を広げて、魅力をアピールしていきたい」と抱負を述べた。
北陸電力送配電で配電線の設備工事を担う赤池さんは、仕事を通じて金沢の住民の温かさを感じたといい「コロナ禍でも全国に魅力を届け、明るいニュースを届けていきたい」と語った。
三谷産業で勤務する石野さんは、2019年度北國フォトクイーンに選ばれたことから、他にもチャレンジしたいと応募を決めた。今年のまつりが中止となったことについて「残念だが、来年開催まで1年の準備期間があると思って3人で頑張っていきたい」と話した。
応募者27人の中から、選ばれた。認証式は金沢商工会議所会館で行われ、2019ミス百万石からたすきが引き継がれた。金沢百万石まつり実行委員長の村山卓金沢市副市長があいさつした。