演奏を披露する碓井さんと奏志郎君(手前)、悠仁君(奥)

演奏を披露する碓井さんと奏志郎君(手前)、悠仁君(奥)

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上市駅に駅ピアノ常設 町観光協会

北日本新聞(2021年7月7日)

 訪れた人に自由に弾いてもらう「駅ピアノ」が6日、富山地方鉄道・上市駅(上市町若杉)に設置された。駅構内に事務所がある町観光協会(井上幸正会長)が7月6日の「ピアノの日」に合わせて常設。歓迎会が開かれ、住民や子どもたちの演奏で設置を祝い、駅舎にメロディーを響かせた。

 上市駅開設90周年に合わせ、にぎわい創出につなげようと企画。改札口の隣にアップライトピアノを置いて「かみいち駅ピアニーノ」と名付けた。ピアニーノはイタリア語で「小さなピアノ」を意味する。

 歓迎会では中川行孝町長らが除幕し、三日市保育園(上市町三日市)の年長児16人が保育士、堀晃子さんのピアノ伴奏で「にじのむこうに」などの歌を披露した。

 元音楽教員の碓井三恵子さん(同町稗田)と長男の悠仁君(上市中央小5年)、次男の奏志郎君(同2年)がピアノやバイオリンで「魔笛のアリア」などの曲を演奏。碓井さんとウクレレ奏者、GONさん(同町幸町)の演奏もあり、集まった人から大きな拍手が送られた。

 ピアノは町観光協会が窓口を開いている午前9時から午後5時まで弾ける。

 町は11月6、7日に駅開設90周年を記念し、写真展「地鉄と上市駅とあのころ」やスタンプラリーなどの多彩な事業を繰り広げる。駅構内に地元産の木材を活用したベンチも設置する。

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