第15回能美市美術展(市美術作家協会主催、北國新聞社共催)は7日、市根上学習センターで開幕し、地元作家ら60人の力作65点がそれぞれの感性を光らせた。
大賞の協会賞に輝いた倉部純子さん(佐野町)の洋画「doll」は、落ち着いた赤色の衣装をまとった人形が画面いっぱいに描かれ、独特な存在感を放つ。準大賞の北國新聞社社長賞に選ばれた西野美香さん(泉台町)の工芸「夜海」などにも来場者が足を止めてじっくりと鑑賞した。
昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されたため、開催は2年ぶりとなった。協会担当者は「2年分の力作がそろっているので見に来てほしい」と話した。11日まで。