「あじさい寺」で知られる飯山市豊田の高源院で、白や濃い青、紫、水色などのアジサイが見頃を迎え、訪れる人の目を楽しませている。前住職の江沢一遠(いつおん)さん(69)は「今年はいつもと比べて咲き具合が遅いけれど、その分、長く楽しめるのではないか」と話している。
アジサイは参道入り口から境内までの100メートル弱にわたって植わっている。50年ほど前に江沢さんの母が植えたのが始まりで、株を増やしていったという。
7日は市内外から訪れた人たちが、写真を撮ったり、じっくり眺めたり。筑北村の自営業、中島ゆみ子さん(35)は「梅雨のじめじめした時季は気が沈みがちだけれど、きれいなアジサイの花を見ると晴れやかな気持ちになる」とほほ笑んでいた。