アクリル絵の具や貼り付けた布で制作した金丸さんの最新作

アクリル絵の具や貼り付けた布で制作した金丸さんの最新作

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動物描いた20年の軌跡 作家の金丸悠児さん、小布施で企画展

信濃毎日新聞(2021年7月10日)

 小布施町のおぶせミュージアム・中島千波館が、ミクストメディア(混合技法)による作品を手掛ける金丸悠児さん(42)=東京=の企画展「Animals'session(アニマルズ・セッション)」を開いている。カメや古代魚など動物の作品を中心に約60点を展示。学生時代から20年間の作家としての軌跡をたどれるようにした。

 金丸さんは学生時代、町にゆかりのある日本画家中島千波さんに師事した。今年の最新作「生命の潮流」は縦1・6メートル、横3・3メートルほどの大作。赤色の背景の上をクジラや象などの動物が一方向へ進む様子をアクリル絵の具で描き、傘や気球、砂時計を描いた布を所々に貼り付けた。

 綿貫薫学芸員(33)によると、金丸さんの作品は、初期は白黒の表現が多く、年を重ねるごとに鮮やかな色合いの作品が増えている。「デザイン性と芸術性の絶妙なバランスが特徴。20年間で表現がどう変化するのかを見るのも楽しい」と解説する。

 午前9時~午後5時。9月14日まで。会期中は無休。入館料は一般500円、高校生250円、中学生以下無料。

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