中央アルプスの写真を見せながらトークした鈴木さん(右)ら

中央アルプスの写真を見せながらトークした鈴木さん(右)ら

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中アの魅力 駒ケ根で語らう 国定公園化記念で「フォーラム」

信濃毎日新聞(2021年7月11日)

 中央アルプスが国定公園化されたことを記念して10日、「中央アルプス山岳フォーラム」が駒ケ根市で開かれた。冒険家三浦雄一郎さん(88)が病気からの回復を誓い、松本市の漫画家鈴木ともこさんらが中アの魅力を語った。

 三浦さんは昨年脊椎の病気になったといい、車いすで登場。全身が動かなくなり、歩いてリハビリする様子を動画で紹介した。6月下旬にはつえを突きながら東京五輪の聖火リレーに参加したことを報告。「今年の冬、スキーに復活する。90歳までに富士山に登る」と挑戦し続ける大切さを訴えた。

 鈴木さんは登山が好きになるきっかけになった中ア駒ケ岳を「初恋の山」と紹介。空木岳からの景色は「トップランク」と写真で示した。「たくさんの人を山好きにする山であってほしいから、自然環境を守りたい」と話した。

 中アが位置する伊那谷や木曽谷などの14市町村と県でつくる実行委が主催。新型コロナウイルスの影響で昨年から延期されていた。14市町村が物産を並べた「中央アルプスマルシェ」もにぎわった。

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