作品解説に耳を傾ける来場者=金沢21世紀美術館

作品解説に耳を傾ける来場者=金沢21世紀美術館

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奥深い墨の味わい堪能 石川の書展が開幕 金沢21世紀美術館

北國新聞(2021年7月11日)

 石川の書展(石川県書美術連盟、北國新聞社主催)は10日、金沢21世紀美術館で開幕した。地元書壇の振興を掲げた恒例の公募展には、漢字やかな、篆刻(てんこく)など計752点の意欲作が集い、書の多様性を伝えた。審査員を務めた書家による展示解説も始まり、来場者は作品に一歩踏み込んで奥深い書の魅力に触れた。

  〈書家が作品解説〉

 今展では、会員の部の256点と、審査を通った一般の部の496点が展示された。会員の部で大賞に輝いた宇野春泉さん(能美市)の「鄭杕詩(ていていし)」や、準大賞となった野﨑春男さん(七尾市)の「ときはなる」、村上祥鶴さん(能美市)の「明詩二首(みんしにしゅ)」など、創意工夫が光る秀作が来場者を引き付けた。

 初日の作品解説は、県書美術連盟理事の久木遠州さんが担当し、かな作品を中心に鑑賞のポイントを指南した。

 久木さんは各行の位置をあえて整えず高低差をつける「散らし書き」など、かな書独特の表現について説明し、「不規則な構成にすることで効果的な余白が生まれる。墨の濃淡や字の大小とともに重要な美的要素だ」と話した。

 会期中は毎日午後2時から作品解説が行われる。11日は東翠香さん(かな、同連盟理事)が担当する。

 開場式では県書美術連盟会長である飛田秀一北國新聞社会長のメッセージを、同連盟理事長の砂塚隆広北國新聞社専務が読み上げた。酒井雅洋県県民文化スポーツ部長、山野之義金沢市長が祝辞を述べた。表彰式も行われ、大賞の宇野さんらをたたえた。

 展示は16日まで。入場料は500円で、高校生以下は無料となっている。

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