第21回YOSAKOIソーラン日本海加賀会場(北國新聞社など主催)は10日、小松市で開幕し、県内12チームの踊り子360人が息の合った演舞で地域を活気づけた。開催は2年ぶりで、出演者は新型コロナ対策としてマスクやフェースシールドを着けたまま躍動し、蒸し暑さを物ともしない華麗な舞に、観客から大きな拍手が送られた。
新型コロナで昨年の第20回は中止となった。演舞に先立ち、YOSAKOIソーラン日本海組織委員会の塚本幸枝加賀支部長は「皆さんの前でできることに深く感謝し、少しでも未来に希望が持てるよう演舞する」とあいさつした。
主会場のJR小松駅前市民公園では、ゲスト出演した組織委の選抜チーム「The日本海&北國新聞」や、2年前の開催時に大賞を射止めた加賀市の「泉(せん)華(か)菖舞(しょうぶ)美人」、小松市の「粟津おすえべ花吹雪」などが力強い演舞で観衆を圧倒し、総踊りで締めくくった。
10日は同市粟津町の「あわづおっしょべ広場踊ろっさ」や、アル・プラザ小松でも演舞が行われ、観衆は手拍子して盛り上がった。いしかわ動物園応援バンド「いしかわズービック」も花を添えた。
出演者は検温や消毒など感染症対策を行い、演舞時以外は間隔を空けて待機した。
最終日の11日は石川、福井の16チームが出演する。小松市の木場潟公園中央園地、こまつの杜(もり)での演舞後、小松駅前市民公園で審査が行われる。