新潟県上越市出身の画家、富岡惣一郎が四季の風景をカラフルに描いた絵画など40点を展示する企画展が、南魚沼市上薬師堂のトミオカホワイト美術館で開かれている。
富岡は雪を描くため、黄色く変色せず、亀裂が生じない白い絵の具「トミオカホワイト」を自ら開発。白と黒を基調にした冬の山や川、海を描く印象が強い。
今回の企画展では、舞い散る桜の花、夏の海を漂うヨット、燃えるような紅葉など、春から秋の風景の作品も展示している。赤や青、黄などの絵の具を使い、カラフルに表現した。
同美術館の角田久美子さんは「『富岡さんにはこんな絵もあったのか』と驚かれる作品もある。モノクロとの対照的な色彩を楽しんでほしい」と話している。
11月16日まで。入館料は一般500円、小中高校生は250円。