戦没者を追悼する「万灯みたままつり」は14日、金沢市の石川護國神社で始まった。遺族があんどんの柔らかな光に囲まれた境内で、4万4800余柱の冥福へ祈りをささげた。
戦没者や遺族の名前を記したあんどんや、動植物や風景などを描いた献灯あんどん計約1200個が飾られた。祭典では高井良直宮司が祝詞を奏上し、代表者が玉串をささげた。
まつりは今年で60回目を迎え、昨年は中止した県いけばな協会による「奉納いけばな展」が行われ、各流派の出品した鮮やかな作品が拝殿を彩った。まつりは16日まで。あんどんは終戦記念日の8月15日まで飾られ、永代講大祭も同日営まれる。