喬木村の椋鳩十記念館が村内の竹細工職人下沢豊さん(65)、海(かい)さん(28)親子の作品展を開いている。涼しげに見えるバッグや、普段の食卓で使える麺用ざるなど約40点が並び、軽くて丈夫な竹細工の魅力を紹介。18日は館内で海さんが飾り皿の製作を実演した。
松川町出身の下沢さんは竹細工が盛んな大分県別府市で製作活動をした後、2003年、村内に工房を構えた。展示ではさまざまな編み目の種類も紹介。実演では海さんが細い竹ひごを手早く円状に仕立て「日常生活に手作りの品を取り入れて楽しんでほしい」と話していた。
展示は8月3日まで。月曜、祝日は休館。無料。24日は下沢さん、25日は海さんがそれぞれ午前に実演する。作品は注文することができる。問い合わせは工人船(こうじんせん)工房(電話0265・33・3073)へ。