茅野市のまちづくり組織「茅野TMO」は19日、JR茅野駅の自由通路で大型モニターの本格運用を始めた。愛称は「八ケ岳インフォメーションウォール」。市内観光地を映像でPRするほか、TMO制作のデジタル地図のQRコードも表示し、観光客らに向けた情報発信を充実させる。
モニターは幅140センチ、高さ80センチほど。現在は小型無人機ドローンで映した御射鹿(みしゃか)池や、茅野市出身の建築家、藤森照信さん設計による高部公民館といった市内の観光スポットや名所を紹介する30分ほどの映像を放映している。
設置費は60万円。動画投稿サイト「ユーチューブ」と連動したり、店舗などの広告を募ったりする計画もある。TMO事務長の宮坂貞博さんは(65)は「観光と地域の両方の活性化に活用したい」と話している。