石川県立歴史博物館の夏季特別展「大加州刀展(だいかしゅうとうてん)」(北國新聞社特別協力)は22日、金沢市の同館で始まり、加賀で活躍した刀工が手掛けた加州刀85点などが並び、全国から集まった刀剣ファン約700人を魅了した。
スマートフォン向けゲーム「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)」と連携した企画で、ゲームに登場する人気キャラクター「加州清光(きよみつ)」に関連する金沢の刀工清光をはじめ、藩政期に人気を博した兼若(かねわか)などの名刀が並べられた。
加賀藩3代藩主前田利常が高岡市の国宝・瑞龍寺に納めた奉納刀などが初出展された。
刀剣乱舞とのコラボとして、加州清光役の人気声優増田俊樹さんによる音声案内やグッズの販売会、キャラクター等身大パネルの設置が行われ、女性客を中心に人気を集めた。
会期は前期が8月17日まで、後期が同19日~9月12日となる。観覧料は一般1千円(20人以上の団体800円)、大学・高校800円(同640円)、中学生以下は無料。