福井県坂井市三国町の沿岸で7月22日、バフンウニ漁が行われた。真夏の強い日差しが照りつける中、海女たちが漁に精を出した。
同市三国町安島の雄島橋付近では、午前7時ごろから雄島漁協安島支所の海女ら約20人が海に潜った。時折、息を切らしながら海底の岩をめくって2~3センチに成長したウニを探し、海面に浮かぶ木おけに次々と入れていった。
今年の漁は海水温の上昇に伴って10日前倒しの11日に解禁し、この日は漁2日目。支所長は「一つ一つの身はしっかりと詰まっている。色味が特にいい」と話していた。ウニは高級珍味として県内各地に出荷される。