砺波市東別所地区で特産化が進む「ふく福すいか」の試し採りが24日、同市東別所新の畑で行われ、農家ら約10人が味や品質を確認した。ことしは春の気温が低く生育が1週間ほど遅れたが、品質良く仕上がった。26日から同市東別所のふく福柿選果場で販売する。
ふく福すいかは、東別所地区の農家でつくる「ふく福柿出荷組合」(宮木武司組合長)の3人が2019年から栽培している。栄養分を蓄えやすい粘土質の土壌で育てるため、水分量が多いのが特徴。
これまでは市内の道の駅やスーパーで販売していたが、地区に足を運んでもらい活性化につなげようと、ことしからふく福柿の出荷作業に使っている選果場を直売所とし、5品種を店頭販売する。8月15日ごろまで毎日午前10時にオープンし、なくなり次第終了する。組合員が育てたトマトなどの野菜も並べる。期間中の問い合わせは同直売所、電話090(1072)2929。