看板を設置した「田上ハッピーロード」=福井県若狭町東黒田

看板を設置した「田上ハッピーロード」=福井県若狭町東黒田

福井県 敦賀・若狭 アウトドア・レジャー

町道をクイズ、格言の看板で楽しく 若狭田上の有志が設置

福井新聞(2021年7月30日)

 楽しみながらウオーキングに励んでもらおうと福井県若狭町田上の住民がこのほど、地元の町道約1・7キロ区間にクイズや格言を記した看板17枚を設置して「田上ハッピーロード」と名付けた。地元児童にも協力してもらい、子どもたちの絵で道端をカラフルに彩った。住民らは「道が明るくなり、多くの人に親しんでもらえたらうれしい」と話している。

 コロナ禍でも密を避けて体を動かそうと、集落を流れる黒田川沿いの町道を散歩する人が増えていたことに地元の男性が着目。より多くの人に来てもらおうと、看板の制作を思い立った。

 看板には、自身が考えた「30から逆に1まで数えてください!」「昨夜のごはん何食べましたか?」「三十三間山に向かってお願い事をしてみよう」など、頭の体操にもなるクイズなどを記載。田上から東黒田までの区間に100メートル間隔で設置した。

 地元の高校生や小中学生計約80人に絵を描いてもらう企画も立てた。7月20日にはみそみ小の5、6年約40人が、道の端に白く塗られた横60センチ、縦40センチの枠に、スプレーで描いた。赤いリンゴや青色の眼鏡、福井梅マスコットキャラクター「ふくい梅じい」「わかさ梅ぼう」など色とりどりの絵を完成させた。

 ハッピーロードを利用するという6年の生徒は「カラフルな道になり明るくなった。ここを通るのが楽しくなりそう」と話していた。

 8月4日には三方中、上中中と美方高の生徒が、ペンキで絵を描く。男性は「ほっこりするようなかわいい絵を描いてもらえたら」と期待していた。

えきねっと びゅう国内ツアー

敦賀・若狭 ニュース