福井県坂井市三国町の三里浜農産は、特産のラッキョウを熟成させる機械を導入して加工した「三年子(さんねんご) 黒らっきょ」の販売を8月1日から開始した。
2年前から青森県の業者に委託し加工していたが、青森の波動熟成黒にんにく製造機を導入し自社商品用に改良。自社で製造から販売までを一貫して行う。昨年比で1・5倍、2千パック(600キロ)の商品を用意する。
商品は、植え付けから収穫までに2度冬を越す全国唯一のラッキョウ「三年子」を、室温60度程度でじっくり熟成し、乾燥させる。
抗酸化作用があるとされるポリフェノールの含有量は、生のラッキョウに比べて約20倍。うまみと栄養が凝縮されて甘みが増し、滋養強壮に効果が期待されるという。
道の駅みくにの農産物直売所「ふれあいパーク三里浜」で取り扱っている。150グラム入りで税込み1080円。