鹿肉を使ったレトルトカレーと長谷部さん

鹿肉を使ったレトルトカレーと長谷部さん

長野県 伊那路 グルメ

レトルト「鹿カレー」お試しを 伊那の宿、9月にも販売

信濃毎日新聞(2021年8月4日)

 野生鳥獣肉(ジビエ)料理を提供する伊那市長谷の宿「ざんざ亭」の長谷部晃さん(48)が、県産鹿肉を使った「鹿カレー」のレトルト商品を作った。鹿肉カレーは宿の朝食で出していたが、ジビエの魅力をより広く発信しようと商品化。15日までクラウドファンディング(CF)サイト「CF信州」で資金調達し、9月にも本格販売を始める。

 タマネギやニンジンも地元産で「信州食材90%以上」とPR。1食200グラム入りで、生肉換算で50グラムを使った鹿肉は軟らかく、程よい辛さで食べやすい。地元の道の駅「南アルプスむら長谷」などで千円ほどで販売するという。

 今後は鹿肉ソーセージも商品化する他、ジビエ専門の飲食店開店や、野生鳥獣の解体処理場整備も仲間と検討中。長谷部さんは「さまざまな鹿肉商品を展開したい。地元に解体処理場を設けることで、鹿肉という地域資源をさらに生かしていきたい」と張り切っている。

今月のお得な国内ツアー びゅう

伊那路 ニュース