金沢市の近江町市場と金沢エムザをつなぐ地下通路の壁に、大量の縫いぐるみが飾られている。金大附属小の1、2年生210人が持ち寄った。「コロナ禍でも心は『密』」というテーマで、愛らしいキャラクターが寄せ集まって並んでおり、期間限定「縫いぐるみ通り」として通行人の心を癒やしている。
作品は国道157号武蔵南交差点下の「武蔵町地下道」に飾られている。壁の両側5メートルほどに渡って「ミッキーマウス」「ピカチュウ」などのキャラクターのほか、児童が作った人形が所狭しと並んでいる。
作品に、現実ではコロナ禍で距離を取らなければならない中でも、心は「密」につながっているとの思いを込めた。展示は、東京を拠点に活躍するシャンデリアアーティスト、キム・ソンヘさん(39)の助言を受けた。
子どもたちは6月から、ソンヘさんのオンライン指導で、クラフト紙で人形やつなぎ目の工作に取り組み、それぞれが持ち寄った縫いぐるみと組み合わせた。教員が7月21日に作品を運び込んだ。
作品を見た1年の谷本虎太朗君(6)は「きれいに飾られていてうれしかった」と笑顔を見せた。展示は18日まで。