シャッターに絵を描く生徒たち=8月3日、福井県小浜市のはまかぜ通り商店街

シャッターに絵を描く生徒たち=8月3日、福井県小浜市のはまかぜ通り商店街

福井県 祭り・催し

商店街に絵で活気 小浜市の中高生、シャッターに祭り描く

福井新聞(2021年8月8日)

 福井県小浜市のJR小浜駅前のはまかぜ通り商店街を活気づけようと、小浜中、小浜二中、若狭高の生徒が空き店舗などでシャッター絵画の制作に取り組んでいる。にぎわい創出につなげようと地域の祭りなどを描いている。
 
 小浜駅通り商店街振興組合が企画。商店街の7カ所で約20枚の作成を予定しており、3校に約10枚分を依頼した。市の助成金90万円を活用する。
 
 3日から制作が始まり、小浜中芸術部の1、2年生14人が参加。縦横約2・2メートルのシャッター2枚に、若狭地方最大の秋祭り「放生祭(ほうぜまつり)」で3頭の獅子が舞う様子を描き始めた。生徒たちはチョークで輪郭を描き、赤や青のペンキで色を塗っていった。獅子の細かな部分や背景となる屋台などを4日間かけて描いていく。
 
 部長の生徒は「放生祭のにぎやかな様子を表現したい。通りかかった人に小浜の魅力を知ってもらえるとうれしい」と話していた。
 
 9月以降は小浜二中、若狭高の生徒らも参加する。一般の人たちも絵を描き10月末に全体が完成する予定。

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