竹田川でカヤック体験をする児童=福井県あわら市内

竹田川でカヤック体験をする児童=福井県あわら市内

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パドル操り水面ゆらり あわら市の竹田川でカヤック体験会

福井新聞(2021年8月10日)

 まちなかを流れる川を生かしたまちづくりへの第一歩として、福井県あわら市の有志でつくる「金津まちなか創成会」が8月8日、カヤック体験会を同市春宮1丁目近くの竹田川で開いた。訪れた地元の家族連れら約30人は、軽快な音楽が流れる中、自然の心地よさを満喫した。

 創成会は2024年春の北陸新幹線県内延伸を見据え今年2月に発足、竹田川を生かしたまちづくりを事業の中心に据えている。今回が初の本格的なイベントで、4~10月の第2日曜日に定期開催していく予定。この日は会員約20人のほか、あわら市カヌー協会などから数人が訪れ、講師や体験中のサポート役を担った。

 参加者は受け付けを済ませると、ライフジャケットの正しい着方や、パドルを使ったこぎ方の基本を教わり、2人乗りカヤックに乗り込んだ。水面をかき分けながら約700メートルのコースを自在にこいで回り、30分間の体験を満喫していた。

 初めてカヤックを体験した児童は「学校近くの川でこんなふうに遊べて驚いた。初めはこぐのが難しかったけど、涼しいし楽しかった」と喜んでいた。

 新たに整備した川辺のテラスでは音楽イベントも合わせて行われ、ギターボーカルデュオのJ-POP演奏や子どもたちによるダンスなどが披露された。

 同会の会長は「イベントを通じて、親子で一緒にまちを流れる竹田川に親しんでほしい。定番のイベントになっていければ」と期待を寄せた。

 料金は30分千円(税込み)。次回は9月12日に開催予定。問い合わせは金津まちなか創成会事務局=電話090(4069)0126。

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