上伊那郡辰野町沢底の畑で10日、エゴマの葉の摘み取り体験が始まった=写真。町農業委員会が遊休農地の活用や特産化を目指して栽培し、5年目。訪れた人たちが、シソに似た形の青々と育った葉に手を伸ばした。
エゴマは種から油が採れる他、葉はビタミン豊富で独特な風味がある。町職員の女性2人は仕事を兼ねて立ち寄り、若い葉を次々に集めた。生のままサラダや薬味にしたり、刻んでハンバーグに入れたりするという。
31日までで無料。5ヘクタールの畑で栽培する近くの古村孝さん(77)は「葉を食べ、油も使い、できれば自分で育ててみて」とアピール。