麦芽アイスのソフトクリームを作る樋口店主

麦芽アイスのソフトクリームを作る樋口店主

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麦芽水あめアイスいかが 富山の老舗と菓子店コラボ、優しい甘さが好評

北日本新聞(2021年8月11日)

 富山市下大久保(大沢野)の菓子店「ケーキハウスウキパパ」(樋口哲也店主)は、同市古鍛冶町の「島川あめ店」の麦芽水あめを使った「麦芽アイス」を夏季限定で販売している。水あめの優しい甘さが冷たいアイスと絶妙にマッチ。樋口店主は「夏の定番商品にしたい」と意気込む。

 島川あめ店は創業350年を超える老舗。麦芽を原料にした「麦芽水あめ」は看板商品として親しまれ、現在は県内で唯一、水あめを製造・販売している。

 樋口店主は地元大沢野のイチジクや立山町の洋梨など、県産食材を使った菓子作りを心掛けてきた。水あめは江戸時代、薬を飲みやすくするのに使われるなど、県内の売薬業を支えてきた歴史があり、食材として関心を持った。富山市掛尾町にある島川あめ店の製造工場を訪れ、試食させてもらい、水あめの甘さがアイスに合うのではないかと考えた。

 乳製品など原料の配合を変えながら水あめを練り込み、あっさりとした甘みと滑らかな舌触りが特徴のアイスが完成した。島川あめ店の従業員も味に太鼓判を押してくれた。

 6月からカップアイスとソフトクリームを販売。7月からは島川あめ店でもカップアイスを取り扱っている。島川とも子取締役は「アイスと麦芽水あめが相性ぴったりなので食べてほしい」と呼び掛ける。

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