「密」状態のカメムシ(左)などパネルを紹介する石須館長

「密」状態のカメムシ(左)などパネルを紹介する石須館長

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「密」じゃない距離感 自然から学ぼう 魚津埋没林博物館、写真パネル掲示

北日本新聞(2021年8月13日)

 野生動物や虫にも心地よい距離感がある-。魚津埋没林博物館(魚津市釈迦堂)は「密」防止の意識を高めてもらおうと、館内に自然界のソーシャルディスタンス(社会的距離)を紹介する写真パネルを掲示している。

 パネルは14枚あり、エレベーター内など各所に配置した。写真は全て石須秀知館長が市内で撮影し、「密」状態のカメムシ(幼虫)に「ディスタンスとりたいね」、互いに離れているアメンボに「オレたち間隔いい感覚」などとユーモアのある吹き出しも付けた。

 博物館のホームページにも掲載した。石須館長は「地元の生き物の姿を見ながら、人と人との距離感も考えてもらえたらうれしい」と話している。

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