善光寺の「不滅の常燈明」から取った火をともすランタンを持つ伝田さん(左)

善光寺の「不滅の常燈明」から取った火をともすランタンを持つ伝田さん(左)

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善光寺「不滅の常燈明」から採火 長野・山ノ内でパラ聖火フェス

信濃毎日新聞(2021年8月13日)

 24日開幕の東京パラリンピックの聖火フェスティバルは12日、北信地方では長野市と山ノ内町で開かれた。同市では聖火の採火式が市役所であり、市内の善光寺本堂で創建以来伝わるという「不滅の常燈明(じょうとうみょう)」の火を、聖火として利用するために専用ランタンにともした。

 採火式は、市民交流スペースを会場に無観客で開催。クロスカントリーなどで1998年長野冬季パラリンピック大会など3大会出場の市職員、伝田寛さん(46)も出席し「各国の選手が精いっぱいのパフォーマンスができるように期待している」と話した。

 伝田さんの他、加藤久雄市長や同寺の若麻績享則(わかおみたかのり)・寺務総長が登壇。加藤市長が常燈明の火をろうそくに分け、伝田さんが持つランタンに移した。火を付けたランタンは、13日午前8時半から午後5時まで市役所に展示する。

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