色彩豊かな根岸さんのアクリル画

色彩豊かな根岸さんのアクリル画

長野県 白馬・安曇野

信州ゆかり現代美術一堂に 安曇野に150点

信濃毎日新聞(2021年8月15日)

 安曇野市豊科近代美術館で14日、県ゆかりの現代美術作家を紹介する展覧会「シンビズム4信州ミュージアム・ネットワークが選んだ作家たち」が始まった。県内の美術館などの学芸員らが連携して2018年から始めた企画で、4回目の今回は集大成との位置付け。会場には作家7人の絵画や写真など約150点が並ぶ。
 シンビズム4は、県芸術監督団事業の一環で、県文化振興事業団などが主催。学芸員らが所属を超えて展示する作家などを選んだ。2、3月には上田市で開き、別の4人の作品を紹介した。
 今回は、岡谷市出身の現代アート作家根岸芳郎さんの幻想的な色使いが特長のアクリル画や、茅野市出身の建築史家・建築家の藤森照信さんが制作した茶室「空飛ぶ泥舟」の模型などを展示。同館学芸員の塩原理絵子さんは「迫力ある作家が県内から多く輩出されていることは誇らしい。来場して新しい表現に触れてほしい」と呼び掛けている。
 9月12日まで。一般500円、高校生以下無料。月曜休館(16日は開館)。問い合わせは同館(電話0263・73・5638)へ。

今月のお得な国内ツアー びゅう

白馬・安曇野 ニュース