多彩な作品に見入る来場者=石川県立美術館

多彩な作品に見入る来場者=石川県立美術館

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東西融合の美を堪能 石川県立美術館でブダペスト展が開幕

北國新聞(2021年8月17日)

 ハンガリー・ブダペスト国立工芸美術館名品展「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ―日本を夢見たヨーロッパ工芸」(北國新聞社共催)は15日、石川県立美術館で開幕し、世界有数の国立工芸館の収蔵品から厳選された約170点が披露された。モチーフや装飾表現に日本の影響を受けた陶芸作品などが並び、来場者は「工芸王国・石川」の地で、東西の美が融合した逸品を堪能した。

 14日に始まった国際北陸工芸サミットin石川(本社特別協力)の一環で開催された。

 古くからシルクロードの要衝として栄えたブダペストは東西の文化が交ざり合う都市で、ハンガリー最高峰の品がそろう国立工芸美術館には、幅広い文化の影響を受けたコレクションが形成されている。

 展覧会では、欧州で「ジャポニスム」と呼ばれる日本趣味が盛り上がった19世紀後半以降の作品が六つのセクションにわたって紹介され、表面的な部分から、偶発的な美を追求する創作の姿勢まで、日本の工芸が欧州に与えた影響を伝えた。

 芸術様式「アール・ヌーヴォー」を取り上げたセクションでは、ジャポニスムが流行する前は少なかった植物や動物を主要モチーフとする作品が並び、ブドウを描いた優美な花器、上絵付けの技法で玉虫色に彩られたライオン像が来場者の目を引いた。

 前田家16代当主利為が欧州で買い集めた一つとみられるシロクマ像など、県立美術館の収蔵品も紹介された。武蔵野美大教授で、展覧会を監修した木田拓也さんの記念講演会もあった。展示は9月12日までで、4日にはミュージアムコンサートが開かれる。

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