近大サクラマスの酒粕漬け焼き(盛り付けイメージ)

近大サクラマスの酒粕漬け焼き(盛り付けイメージ)

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「近大サクラマス」ギフト好評 入善沖深層水で養殖

北日本新聞(2021年8月21日)

■マダイと「紅白」セット

 近畿大(大阪府)がウェブサイトで販売する入善沖の海洋深層水で養殖したサクラマスのギフトセットの売れ行きが好調だ。脂が乗り、締まった身が特徴。新型コロナ下で外食が制限される中、自宅でご飯のおかずや酒のあてなどとして好評を集め、7月14日の販売開始から37セット売れている。

 サクラマスは、近畿大水産研究所富山実験場(射水市)が入善町や入善漁業協同組合と連携し、入善海洋深層水パークで養殖に取り組んでいる。入善沖の海洋深層水は夏場も低水温で清浄なほか、ミネラルなどの栄養に富み、天然魚に比べて脂の乗りが良い。

 今回販売したのは「近大サクラマスと近大マダイの紅白詰め合わせ」ギフトセット。近畿大が和歌山県の酒蔵と共同開発した純米酒「近大酒」の醸造過程で生じた酒粕(かす)を用いて焼いた「近大サクラマス酒粕漬焼き」と和歌山県の養殖場で低い密度でストレスをかけずに育てた「近大マダイ」の塩焼きを各4食詰め合わせた。冷凍して送り、自宅で電子レンジで温めて味わう。価格は4800円。近畿大のベンチャー企業「アーマリン近大」のサイトで扱う。

 近大サクラマスの酒粕漬焼きは、7月16日~25日までの期間限定で、大阪市内の料理店でも提供した。酒との相性が良く、来店客から好評だったという。

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