ドリームシグナルと触れ合う角居さん(左)と参加者=珠洲市三崎町細屋

ドリームシグナルと触れ合う角居さん(左)と参加者=珠洲市三崎町細屋

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元競走馬、住民と触れ合い 珠洲・三崎で見学会 厩舎建設、不安を解消

北國新聞(2021年8月22日)

 珠洲市三崎町細屋で昨年7月から飼育されている元競走馬「ドリームシグナル」の見学会が21日、同所の農園「タイニーズファーム」で開かれた。農園内では厩舎(きゅうしゃ)の建設が始まっており、地元住民らは競馬から引退した馬を引き受け、飼育する取り組みに理解を深めるとともに、馬と触れ合った。

 馬を飼育する不安を解消してもらいたいと、日本中央競馬会(JRA)の元調教師でドリームシグナルを飼育している角居(すみい)勝彦さん(57)が説明した。

 馬のふんによる水質への影響を懸念する質問に対しては、ふんを液肥化する装置の導入などを挙げた。近くで米を栽培する松本恵さん(49)=同市三崎町雲津(もづ)=は「話ができて一安心。取り組みを応援したい」と話した。

 厩舎では馬を3頭飼育でき、9月半ばの完成を目指す。角居さんは「住民の理解が何より大事。協力を得ながら続けたい」と意気込んだ。

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