福井県福井市自然史博物館の企画展「カブクワ大行進！世界の、福井のカブトムシ、クワガタムシ」（福井新聞社後援）の来場者が８月２１日、１万人に到達した。開館３２日間で、例年の年間来場者数のおよそ半数が訪れる人気ぶり。１万人目の親子には記念品として生きたヘラクレスオオカブトが贈られた。

　同企画展は７月１７日に開幕。世界のカブトムシやクワガタムシをはじめとする約３５０種、８００点の標本や、生きたヘラクレスオオカブトも観察できる。同１８日の８６３人を最高に、多くの家族連れが訪れている。

　１万人目となったのは４人で初めて訪れた福井市の親子。クラッカーやくす玉で祝福され、同館の学芸員が飼育ふ化させたオスのヘラクレスオオカブトがプレゼントされた。長女は「動きがかわいくてカブトムシやクワガタが大好き。ヘラクレスがもらえるなんて夢みたい。大事にしたい」と話していた。

　企画展は１０月２４日まで。休館日は毎週月曜（９月２０日は開館）と９月２１、２４日。入館料１００円。中学生以下、７０歳以上などは無料。問い合わせは同博物館＝電話０７７６（３５）２８４４。