越前焼作家星川佳寿美さんの個展が、福井県越前町の県陶芸館で開かれている。宇宙や星空を表現した青や紺色の作品約700点が並んでいる。9月5日まで。
星川さんは、釉薬(ゆうやく)の変化で鮮やかな装飾を生み出す「結晶釉」を使って、宇宙の星々をイメージした作品を手掛けている。器の中に広がる宇宙を表現した特徴的な装飾は、中でも女性に人気だという。
個展ではカップや平皿、カレー皿、酒器などの食器をメインに、花器も展示している。ほとんどが新作で、気に入った作品は買うことができる。
愛知県出身の星川さんは中京方面で個展を開くことが多く、県内での開催は初めて。「装飾は全て異なり、二度と同じものは作れない。作品を見た人に宇宙を感じてもらいたい」と話している。
29日、9月5日には星川さんが在廊する。30日は休館。