須坂市は、野菜や果物などを使ったスムージーを提供する市内の店舗を巡る「信州須坂健康スムージーフェス2021」を開いている。例年行っているスタンプラリーに加え、今回は会員制交流サイト(SNS)で各店のスムージーの情報を発信した人に先着で景品を贈る。10月3日まで。
須坂のスムージーを広めて、市民の健康な食生活を進めようと2018年に始めて4年目。今年はカフェやレストラン、温泉施設など18店舗が参加している。
各店でスムージーを買い求めてスタンプを二つ集めた先着300人は、「信州須坂健康スムージー推進協議会」がつくるドレッシングかオリジナルトートバッグがもらえる。写真映えするカラフルなスムージーの特性を生かし、写真投稿アプリ「インスタグラム」も活用。インスタグラムにスムージーの写真を投稿した先着100人にも景品を贈る。
スタンプラリーの参加者は、18、19年は400人近くいたが、新型コロナウイルスの影響で20年は160人まで減少。市の担当者は「コロナ対策をしっかり講じている店も増えた。持ち帰りで楽しんでほしい」とアピールしている。
南横町のスイーツマーケットカフェでは、コマツナやニンジン、イチゴ、レモンなどを使った11種類のスムージーを提供。ひよこや猫を模したドーナツが付いたセットメニューが人気といい、店主の浅野隆義さん(54)は「おいしく野菜や果物が取れるスムージーを飲む習慣を広げたい」と話した。