盛さんが一つ一つ手書きで作り、人気を集めている御城印

盛さんが一つ一つ手書きで作り、人気を集めている御城印

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人気!和田城の「御城印」 飯田の龍淵寺住職が手作り

信濃毎日新聞(2021年8月28日)

 飯田市南信濃和田の龍淵寺が、戦国時代から江戸時代にかけて境内にあった和田城の「御城印」を提供し、人気だ。一つ一つ手書きで作る住職の盛宣隆さん(68)は「南信濃の人口減少が進む中、地域のファンを増やすきっかけになってほしい」としている。

 同寺は1521(大永元)年、和田城を拠点に一帯を治めた遠山氏の菩提(ぼだい)寺として創建。同氏滅亡後の1651(慶安4)年、城跡に移った。

 盛さんは昨年、テレビで御城印を知り、作り始めた。遠山氏の家紋で、龍淵寺の寺紋でもある、丸に二本線を引いた朱印を押す。盛さんが直筆で「和田城」「遠山氏一族の居城」と書き入れる。一つ300円。

 同寺を訪れた人が会員制交流サイト(SNS)に御城印の写真を投稿するなどして徐々に広まり、今春ごろから愛知県や首都圏、関西圏からの問い合わせが増えた。盛さんは「地域と縁を結ぶ入り口になってほしい」としている。

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