語呂合わせで8月29日が「馬肉を愛する日」に制定されて初めて迎えた29日、駒ケ根市中央の鉄板焼きステーキ店「グリーンオックス」で来店客が特別メニューの馬肉ステーキを味わった。記念日は、飯島町の馬肉加工販売「若丸」が伊那谷の馬肉文化を広めていくきっかけに―と日本記念日協会(佐久市)に申請し、5月に登録されていた。
グリーンオックスは若丸と連携し、流通量が少ない馬ヒレ肉の鉄板焼きのコース(税込み6600円)を提供。この日、妻と訪れた飯島町の自営業、森光星(こうせい)さん(36)は「肉の食感がしっかりあり、さっぱりしていておいしい」と笑顔で語った。
同店は来年も記念日に合わせて特別メニューを提供する方針。オーナーシェフの宮下学さん(60)は「ステーキで提供することで馬肉が身近になったと思う。繰り返して食べて『愛する』ようになってほしい」と期待していた。