須坂市峰の原高原や隣接する上田市菅平高原では30日、強い日差しの下を涼しい風が吹き抜け、チョウが乱舞していた。峰の原高原では、9月上旬に羽化のピークを迎えるクジャクチョウがマツムシソウの蜜を吸っていた。
クジャクチョウの4枚の羽は、表が赤茶色で1枚に一つずつ美しい目玉模様がある。ユウスゲやツリガネニンジンなどさまざまな花が咲く高原で、マツムシソウの花だけを選んで飛んでいるように見えた。
筑波大山岳科学センター菅平高原実験所の元教授・町田龍一郎さん(67)によると、県内では標高の高い草原で多く見られる。夏の初めと終わりの2回羽化の時季がある。町田さんは「数十年前はたくさん見られたが、近年は数が減っている」と心配していた。