箕輪町中箕輪のレストラン&カフェ「やまびこテラス」が町内産の赤ソバの実を使ったクラフトビール(地ビール)を造り、販売を始めた。地元の特産品を生かして町の新たな名物にしようと考案。「珍しい赤ソバの香りを味わってほしい」とアピールしている。
同町上古田区の畑「赤そばの里」で有志が栽培した赤ソバ30キロを使い、クラフトビール製造の北アルプスブルワリー(大町市)に醸造を委託。麦汁に焙煎(ばいせん)した赤ソバの実を加え、約500リットルを製造した。ホップを入れる段階と発酵後の2回に分けて赤ソバを加え、ほんのりと香りが感じられるようにした。
「肉料理と合わせて味わってほしい」と山田恵店長。売れ行きに合わせて醸造を続ける方針で「箕輪町の赤ソバを知ってもらうきっかけにもしたい」と期待している。
1本330ミリリットル入りで税込み700円。町内の農産物直売所「ファームテラスみのわ」と「若林酒店」で販売している。